2020年12月9日
トヨタアクア-リムラボSPコース-車内丸洗い-
本日はトヨタアクアの車内丸洗いコース、リムラボSPコースのご依頼をご紹介致します!
車内に猫のおしっこのような匂いを除去してほしいというご要望です。
施工内容:リムラボSPコース
確認してみるとかなりの異臭がします、、、
全体的に湿ったような状態で、フロアやシートから湿気が感じられる状態です。
まずは汚れの全体像を把握するためにシートを取り外し、車内を丸裸にしていきます。
シートを取り外すと見えない場所に汚れがたまり、カビや菌の温床になっていました
ゴミは溜まっていますが、匂い自体は鉄部分からはしません
車内で匂いが最もつく素材はファブリック部分です
もう少し調べてみると、、、
ありました。
フロアマット下にカビの塊が。
他にもいたる所にカビが繁殖しています。
これを吸いこんだり身体に触れるとアレルギーの原因になります。小さいお子さんはもちろん、大人にも影響を与えます。
各パネル類の裏側まで汚れが溜まっていますので、徹底的にキレイにしていきます
フロアも強力な洗剤を用いて丸洗いしてきます
カビが繁殖している箇所はカビに強いケミカルに変え、根こそぎ落とします
カビは寒い時期(12月〜2月)までは比較的活発に活動しませんが、特に暑い時期には逆にものすごいスピードで繁殖します。9月はカビが繁殖しやすい時期といえます。せっかくクリーニングしたにも関わらず汚れが浮き出てきてしまう原因はこれでもあります。
ケミカル洗浄した後は、100℃以上の高温スチームでカビの根本を駆除します。
家庭用の40度前後のスチームではカビを滅菌することはできません。なぜ家庭用と業務用のスチーム温度に差があるのか、それは高温すぎるスチームは家庭用では火傷等の可能性が高くなり、取り扱うことが難しいためです。
左Before 右after
カビを完璧に除去しました
スペアタイヤ部分も裏側まで手を加えます
シートのほか、トランクルームや天井にも匂いがこびりついています。
やはりケミカル洗浄しリンサーで汚れを吸い出し、同じく高温スチームでカビを除菌していきます。
本来車は水気を嫌います。それでもどうしても丸洗いが必要なトラブルや、年に一度の掃除等で丸洗いをする機会があります。その際は必ず湿気を100パーセント取り除き、水気を断ち切ることが重要です。フロアマット、シート共に天日干しします。
除菌抗菌をしても湿気が残ったままではすぐに汚れは復活してしまいます。
適切な処置、適切なケミカル使用、道具、場所、知識があるからこそ為し得ます。
フロアマットもファブリック部分の原因菌に強いケミカルで洗浄、そして高圧洗浄器で奥の汚れを吹き飛ばします。
泥汚れが弾き出されているのがわかります。
その後取り外したシートを高圧洗浄器で洗浄していきます
シート奥に溜まった汚れや湿気の原因菌やカビを除去します
次は天井部分
少し分かりづらいですが左側が施工前、右側が施工後です。
同様にケミカルを用いブラッシング洗浄、その後リンサーで汚れを吸い取ります。
天井すべてにも匂いが付着しています。より強力なケミカルを用いました。
ファブリック部分の汚れと匂いはだいぶ取れてきましたが、まだ完璧ではありません。
デオドラザーと呼ばれる安定化二酸化塩素ガス発生装置で残った匂いを一層します。
このデオドライザーだけでも匂いはほぼ取れていますがリムラボではさらにもう一手間加えます。空間の匂いを脱臭するため次亜塩素酸で車内中の空気を殺菌、脱臭します。
次亜塩素酸は、除菌力、ウイルス抑制力に優れ、厚生労働省のウイルス抑制マニュアルでも、介護施設や保育所でのウイルス対策として紹介されている除菌成分。プールやほ乳瓶の除菌、水道水の浄化、野菜の洗浄など、幅広い分野で活用されています。
そして問題なのがエアコン内に篭った匂い。
こちらはエアコンフィルターを新品に交換しました。
やはりこの部分にも相当な匂いがこびりついています。
数々の工程を経てトヨタアクアにリムラボSPコース(車内丸洗い)が完成です。
匂いも極限まで消し、隅々までキレイに仕上がりました。
日程はおよそ5日〜7日間頂きました。
札幌中央区の法人様よりのご依頼でした。ご依頼ありがとうございました!