コンパウンドについて

2020年6月25日

情報とマメ知識

おはようございます。札幌リムラボ技術責任者です。

 

今回は、コンパウンドについて触れていこうと思います。

 
 

研磨で使用するコンパウンドとは、粉上の粒子を薬剤と混ぜ合わせて、液状やペースト状にしたもので、その粒子の大きさによって研磨力が変わります。

 
 

使い分けとしては状況にもよりますが、深い傷を消すときは粒子の大きいコンパウンドを使用し、最終工程では艶を引き出すため粒子の小さいコンパウンドを使用するといった感じですね。

 
 

そしてコンパウンドには油分が含まれているものがあります。

 

油分が含まれているコンパウンドはよく伸びるため、研磨の際に発生する熱で塗装面にコンパウンドが、くっついてしまう「焼き付き」と言う現象が起こりにくくなり、扱いやすくなるのですが問題もあります。

 
 

コンパウンドに含まれている油分により傷を埋めてしまうのです。

 

研磨で傷を消しているわけではないので、コーティングの効力が弱くなったり洗車を何度も繰り返していく度に、傷を埋めていた油分がなくなり、また傷が浮かび上がってしまう現象が発生します。

 
 

洗車などの際に自分自身で傷をつけてしまっている場合も多いですが、少なからずコンパウンドの油分が原因になっている場合もあります。

 
 

そのため、当社では油分を含んでいないコンパウンドを使用しております!

 

これであれば傷を消した後に、また傷が浮かび上がってくることはありません!

 
 

下記の画像は、「1年前に別の店舗で研磨、コーティングをした際は綺麗だったが、最近何か塗装の状態がおかしい」とご来店されたお客様です。

 
 
 
 

こちらもコンパウンドの油分で埋めた傷が浮かび上がってしまっている状態です。

 
 

研磨、コーティングを施工する際は、使用している資材や機材の特性もよく理解できているショップにご依頼するのが賢明かと思います。

 

例えば今回のコンパウンドの油分について質問した際に満足に答えられないショップは怪しいかもしtレませんね(;^ω^)

 
 

少々長くなってしまいましたが、ご閲覧ありがとうございました!